No.43176 Re: 療養型と特養について

＜特養について＞
●特養のインスリンについて。
インスリン注射を必要としている時間帯に、看護師配置がされていない
特養施設では、受入れる事はできません。ただし主治医が注射ではなく
服薬でも可能と変更する事が出来るのであれば受入れは可となる事もある。

●暴言・暴力、問題行動について
高齢者の問題行動について言えば、そこで働く職員次第と言えます。
掲示板での相談や私自身、過去に特養で勤めていた事がありますが、
残念ながら多くの問題行動に対応できるほどの職員が特養にはそんなに
多いとは思いません。なので暴言は無視することはできても暴力に対応
出来る職員は本当に少ないので、退所勧告は十分あり得る話です。

●合併症・その他病気を起こした場合
契約している医療機関へ受診する事となりますが、24時間看護師がいる
訳ではないのと、看護師自体が少ないので、すぐ対応してもらえないと
言うデメリットはあります。

＜療養型について＞
●療養型は終末期まで対応している施設です。24時間看護下における療養
が必要な方が入所出来る施設となりますが、一般病院の中に療養病床を
設けている病院もあれば、介護療養型医療施設として全てが介護保険適用
の病床となっている施設の二通りあり、どちらも外観は病院そのものなので
見わけがつきにくいのですが、入所して要介護度が明らかに下がり、
療養型以外の施設でも対応可能な状態となれば、その時は退院して頂く
事になると思います。

●拘束、その他薬について
療養型には看護師、医師ともに24時間配置されていますが、暴力や暴言が
酷いからとご家族に承諾も得ず精神剤を投与するような事はしません。
また、どうしても治療等の妨げになる程の問題行動があった場合、処置を
行う際に拘束を行う事についても事前に説明し、同意を得た上で拘束を
行います。
（※薬を増減させる場合もご家族に説明、同意の上で行います。）

●退所について
療養型は、終末期を迎え荼毘に付されるか、容態が安定して特養へ移動
されるか、基本荼毘に付される方の方が圧倒的に多くなりますが、問題
行動が多いからと退所して下さいと言うのはごく稀です。
何故なら余所で受入れられない、受入れを拒否された方が中心となって
いますから、看護師や介護士も筋金入りの強者でないと逆に務まらない
施設なので、問題行動があっても、そう簡単に退所勧告を出すような事は
しません。

まぁ、ヘルパーさんも舌を巻くほどの厄介者であるなら、
療養型の方が良いと思いますが、いくつか施設見学されてご決断されると
良いと思います。

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