No.42117 Re: 体位変換

発言者:(´・ω・`) 発言日:2011/07/06 22:12 返信する 応答をメールで転送

・背中が曲がっている
拘縮がある(膝が曲がって立膝になっている。)
・かなり痩せているor栄養状態があまり良くない
・骨突出である(痩せているために骨がゴツゴツ出ている)
床ずれを起こしているor起こしやすい

上記にあてはまる方の場合、体位変換機能付きエアマットは逆に
床ずれを起こさせるリスクが高くなってしまうので、体圧分散型の
褥瘡マットを使われる方が良いです。
介護者は自動的に体位変換されるので楽と言えば楽ですが、
拘縮があったり、背中が曲がっている分、余計に圧力が集中してしまいます。)

@体圧分散型の褥瘡マットに変更する
A体位変換用枕or体圧分散マットを使用する
B仙骨部に褥瘡が出来やすいor出来ているのであれば円座クッション等で
圧がかからないようにする。

※体圧分散マット等は低反発ウレタンやビーズ、エアー等、色々な種類が
ありますが、介護用品専門のものでなくても、最近ではホームセンター等
で、高齢者向けのクッションや枕等も売られていたりするので、そういった
物を代用しても良いと思います。

それと基本は2時間ごとですが、2時間ごとでも褥瘡が出来てしまう場合は
更に短い時間で体位変換する必要も出てきてしまいます。といっても
四六時中体位変換していては、介護者も疲れますが、動かされる要介護者
も疲れてしまうので、痩せているなら栄養状態を改善させ太らせる。
2時間で体位変換を行う際に、血流が良くなるよう、圧がかかりやすい部位
周辺を軽くマッサージする。

入浴後はワセリンやスキンローション等で肌を保護する。
(肌を保護するのは褥瘡予防のためと皮膚を柔軟にし、外部刺激から
肌を守るために使用します。)

在宅介護は大変かと思いますが、夜間にヘルパーも良いと思いますが
要介護度や金銭的な部分で毎日とはいかないと思います。
ですので、出来ればショートステイ等もうまく活用された方が良いと
思います。睡眠不足で倒れてしまっては、体位変換どころじゃなくなって
しまいますから、抵抗なければショートも活用されると良いと思います。

それと、体位変換は必ずしも毎回30度で左側臥位、右側臥位としなくては
ならないわけではなく、仙骨部に床ずれが出来やすいのであれば、
仰臥位にはせず、右側臥位、左側臥位、の繰り返しでも良いですし、
逆に右側の新たな場所に床ずれが出来そうであれば、仰臥位、左側臥位
繰り返しで対応しても良いです。

後はオムツ交換の時等、床ずれになりそうな部位を発見したら、
アズノール+ラップをその部位に貼っておきましょう。

以上、長くなりましたが参考になれば幸いです。

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 42070: 体位変換 [ぼう] ID:lvB4yIdH 2011/07/05 11:38
 └◇42117: Re: 体位変換 [(´・ω・`)] ID:uLPt0cnu 2011/07/06 22:12 評価
  └◇42131: Re: 体位変換 [ぼう] ID:lvB4yIdH 2011/07/07 05:57 評価
   └◇42150: Re: 体位変換 [(´・ω・`)] ID:uLPt0cnu 2011/07/08 11:28 評価
    └◇42241: Re: 体位変換 [ぼう] ID:EA7PNu68 2011/07/12 12:02 評価