No.6961 老人保健の制度改正による自己負担について教えてください

No.6961は質問(相談内容)です。

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No.6961:老人保健の制度改正による自己負担について教えてください[心配性]ID:??? 2007/05/16 14:48
 病弱な父(63歳)の老後に向けて、知っておきたいので教えてください。2006年10月1日より老人保健の制度改正がされ、その中で、療養病床(70歳以上)に入院者の負担が増えると聞きました。制度が改正される前と後では、自己負担がどのように変わったのでしょうか。また、介護施設や老人保健施設等に入所する際には、介護保険か健康保険どちらを利用することになるのでしょうか?

発言一覧

以下、No.6961の質問に対する回答です。

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No.7110:Re: 老人保健の制度改正による自己負担について教えてください[カッキー]ID:??? 2007/05/21 01:06
 はじめまして。病院で事務職をしております。これまで支給されていた「入院時食事療養費」に替わって、「入院時生活療養費」が支給されるようになりました。また、介護保険が適用される場合は、介護保険が健康保険などに優先して適用されます。
 老人保健制度と退職者医療制度が見直され、新たな高齢者医療制度が創設されるのは2008年4月からです。それに先立って2006年10月から、高額療養費の自己負担限度額の見直し、70歳以上の医療費の自己負担の見直しなど医療保険各法の改正が行われ、その改正点のひとつが、70歳以上の療養病床入院時の自己負担の見直しです。
 自己負担は所得によって異なりますが、平均的な数値を当てはめてお答えします。これまで、療養病床入院時の食費は「入院時食事療養費」として食材費相当(24,000円/月)を患者が負担し、残りは医療保険から支払われていました。2006年10月からは、70歳未満の方には従来どおり「入院時食事療養費」が支払われ、70歳以上の方には「入院時生活療養費」として入院時の食費は食材費+調理コスト相当(42,000円/月)、居住費は光熱費相当(10,000円/月)を患者が負担し、残りの生活療養費用は医療保険から支払われる仕組みになりました。また、介護保険適用の療養病床は、2011年度末に廃止となる予定ですので、念のため。