SNP
遺伝子の本体はDNAで、4種類の塩基という化学物質が暗号文字となって縄ばしごのように連なっています。この塩基の並び方が1カ所異なる場所を「一塩基多型」といい、英語の頭文字をとってSNP(スニップ)と呼びます。1000個に1個程度の割合で存在し、日本人には日本人特有のSNPがあると考えられています。人間は遺伝子の配列に基づいてさまざまなたんぱく質を体内で合成しますが、SNPによって特定のたんぱく質が作れなかったり、他人と違うものを作ったりということが起こります。これが病気のかかりやすさや薬の効き方に関係し、顔つきなどの個人差ももたらすといわれています。