ISO規格
ISO〈International Organization for Standadization〉規格・国際的な規格の標準化をいいます。1875年に、「メートル条約」が国際的規格として初めて採用され、長さの単位が「メートル」に標準化されました。その後1947年、15カ国の参加によってISOが活動を開始。現在では、物やサービスの流通を促すための国際的標準規格をつくる機構として、118の国と地域が加盟しています。このISOが、1987年「ISO9000」シリーズといわれる品質保証規格を制定。企業の品質管理システムの重視を特徴とし、事業所内の品質管理規則や管理専門部署の業務などを含むシステムを、一定の審査登録機関が検査して認証するというものです。ISOの規格に法的強制力はありませんが事実上の統一規格に等しく、日本企業も認証取得への努力が求められるようになりました。また同機構による「ISO14000」シリーズも作られており、こちらは環境保全のための規格になっています。