C型肝炎
C型肝炎ウイルスによって引き起こされる肝炎です。B型肝炎と同様に、キャリアの血液や体液を介して感染。性的接触や母子間感染もごく少数ながら存在するといわれています。A型・B型に比べて症状は軽く、健常者にも見られる程度の全身倦怠感、食欲不振などの状態がありますが、先行性に発症することも多く無症状の期間もあると考えられています。GOT、GPTの上昇はだらだらとした波打ちの経過で、かなりの例で慢性化することが明らかになっています。感染後10年?20年で発病し、一生発病しない人もいます。慢性肝炎になると、さらには肝硬変から肝臓がんへ進むこともあります。非A・非B型肝炎の多くはC型肝炎で、その他にD型肝炎(デルタ肝炎)、E型肝炎が知られています。 (参考)肝炎、A型肝炎、B型肝炎