AED
AED→自動対外式除細動器 心臓の障害で、心室細動(心室が震えるように収縮する状態)が起こった時に、心臓に電気ショックを与えて心拍を再開させる機器を“AED”といいます。
心停止後、除細動が1分遅れるごとに、救命率が7〜10%減少するといわれており、心停止後5分以内にAEDを使って除細動を行わなければ救命が困難になります。また、AEDが近くになく、その到着を待つ場合は、まず心肺蘇生法を行い、その後AEDを使うことで救命が可能ですが、心停止後8分以内に行う必要があり、その救命率は50%といわれています。
AEDは、医学の知識がない一般の人でも、音声で指示してくれるので、簡単に使うことができます。使い方は、1.胸の2カ所に電極パッドを貼ります。2.作動前に、周りの人が傷病者に触れないように離れさせます。3.点滅しているショックボタンを押します。4.以後は、音声の指示に従い、傷病者に反応が見られるか、医師や救急隊員が駆け付けるまで繰り返します。