FM補聴器
FM電波を用いた補聴器のことです。補聴器は音源までの距離があると雑音も大きくなり講演などは聞きにくいものです。これを解消するには、マイクを音源の近くに置くしかありません。FM電波の一部は「特定小電力無線局補聴援助用ラジオマイク」波に割り当てられており、マイクと送信器を話者など音源の近くに置き、その電波を受信するのがFM補聴器です。補聴器と受信機を一体にした耳かけ形、それに専用のマイクを加えたもののほか、補聴器を分離した受信機に接続して使うシステム、公共施設などでは民生用に使用されているFM送受信システムを利用する方法もあります。また、学校などで多くの送受信を同時に行う場合は、混信を避けるため使用周波数を分ける必要があります。