ED
ED→勃起障害 EDは、“Erectile Dysfunction”の略で、日本語では“勃起障害”といいます。性交時に十分な勃起が得られない、あるいは十分な勃起が維持できないため満足な性交が行えない状態のことです。EDは、完全型(常にできない)、中等症(しばしばできない)、軽症(たまにできない)に大きく分けられます。また、心理的なものが原因で身体には異常のない“機能性ED”と、血管、神経、内分泌、陰茎などに問題のある“器質性ED”とがあり、一般的に中高年者では器質性が多く見られますが、両方が重複して起こることもあります。加齢によるホルモンの低下をはじめ、ストレス、喫煙、アルコールの摂り過ぎ、性的環境のほか、生活習慣病やうつ病などが原因になる場合もあります。EDの診療は泌尿器科で行いますが、まず内科を受診してほかの病気の有無を確認するのも大切です。また、ストレスなど心理的なものが原因と思われる場合は、心療内科や精神科でカウンセリングを受けるようにします。