1分間タイムスタディ
コンピュータによる一次判定と介護認定審査会による二次判定の2段階で行われる要介護認定は、どれくらい介護サービスが必要であるかを判定するものですが、その際、介護に要する時間を検討するために使われるのが「1分間タイムスタディ・データ」。これは、一時判定において、特別養護老人ホームや老人保健施設などの施設に入所している400人の高齢者が48時間にわたってどのような介護サービスがどれくらいの時間行われたかを調べて得られたデータで、介護の手間を分になおしたもの。介護に要する時間を検討する材料として使われています。つまり、「1分間タイムスタディ・データ」の中から、心身の状況が最も近い人を探し出し、そのデータから要介護認定時間を推測して、要介護度を判定するというものです。