高齢者人口と高齢化率
『平成18年度版 高齢社会白書』によると、日本の総人口は2005年10月現在、1億2776万人となり、戦後初の減少に転じました。その反面、65歳以上の人口は、過去最高の2560万人に達し、高齢化率(総人口に占める高齢者人口の割合)も初の20%台となりました。高齢者人口の内訳は、前期高齢者(65〜74歳)が1403万人、後期高齢者(75歳以上)が1157万人です。今後、2020年まで高齢者が急速に増えていく中で、2018年以降は後期高齢者の人口が前期高齢者を上回るものと見られています。また、総人口の減少と反比例して、高齢化率が上昇し続けることになり、2015年に26%、2050年に35.7%に達するものと見られています。これは、国民の約3人に1人が65歳以上という“超高齢社会”の到来を意味しています。(国連は、高齢化率7%以上で“高齢化社会”、14%以上で“高齢社会”と定義しています。)