高齢者のリハビリテーション
高齢者のリハビリテーションは、1.寝たきりや要介護状態にならないための“予防的リハビリテーション”、2.疾病の治療とともに早期に開始される“急性期リハビリテーション”、3.治療が一段落した時期から機能回復を目指して行われる“回復期リハビリテーション”、4.症状が安定している時期に行う“維持期リハビリテーション”に分けられます。
高齢者の場合、疾患の治療に専念する間に関節が硬くなり、筋力が低下してADL(日常生活動作)の低下をもたらしやすく、その結果、自立した生活が送れなくなることがあります。そのため、高齢者に対するリハビリテーションは、身体的・精神的機能の回復を通じてQOL(生活の質)の向上を図り、自立して生活できる能力を取り戻すことが目標となります。