骨軟化症
なんらかの原因でビタミンDの働きが悪く、骨のカルシウム成分が足りなくなった状態をいいます。ビタミンDは、腸から取り込んだカルシウムを骨の土台となるたんぱく質へ結合させる働きをします。遺伝的に身体の中でビタミンDが働かなかったり、腎臓・肝臓の障害のため、身体の中でビタミンDが合成されなかったりといったことが原因となり発症します。骨の変形や関節の鈍い痛み、筋力低下、けいれんといった症状が代表的。骨粗鬆症(こつそしょうしょう)が骨の「量」の減った状態であるのに対し、骨軟化症は骨の「質」が悪くなった状態です。 (参考)骨粗鬆症