非陳述記憶
非陳述記憶は長期記憶の一種で、言葉で説明できない記憶のことをいいます。体の記憶や潜在的記憶、非宣言的記憶ともいいます。非陳述記憶には、「手続き記憶」や「プライミング記憶」、「条件付け」や「非連合学習(潜在学習)」等があります。「手続き記憶」とは、箸の使い方やピアノの弾き方、自転車の乗り方など、反復練習して体で覚えた技能や習慣のことです。「プライミング」とは、先に受けた刺激が後に続く刺激の認知や判断に影響を与えることで、「条件付け」パブロフの条件反射のような反応等です。「非連合学習(潜在学習)」とは、繰り返される刺激に対する慣れや感作です。
これらの非陳述記憶は、健忘症候群や認知症のリハビリテーションに用られることがあります。