非行
社会的な規範に反する行為を幅広く総称する概念。この意味では成人についても当てはまりますが、現行の少年法にこの用語が盛り込まれたことを契機に、一般用語として、特に青少年の行為を指して用いられるようになりました。少年法の規定では、20歳未満の青少年の保護処分となる「犯罪行為(14歳以上の侵犯行為)」「触法行為(14歳未満の侵犯行為)」および「虞犯(ぐはん:20歳未満で、将来、犯罪や触法行為をする恐れのある場合)」の3つを総称して、非行と呼んでいます。青少年の非行を理解するには、内的要因としての性格や、外的要因としての家族病理、地域問題などを総括的に検討することが重要です。