障害者相談員
障害者福祉にかかわるさまざまな相談や支援活動を無報酬(ボランティア)で行う、地域の障害者にもっとも身近な相談員です。相談員には、『身体障害者相談員』と『知的障害者相談員』がいて、それぞれ都道府県知事から2年の任期で委嘱(いしょく)され、地域で活動しています。主な業務は、身体障害者、知的障害者自身や保護者からの相談に応じ、生活状況を日常的に把握したうえで、助言や援助をしたり、福祉サービスに関する情報を提供したり、サービスを適切に利用するために福祉関係機関との連絡・調整などを行います。なお、同様の業務を行う人に『精神保健福祉相談員』がいますが、保健所や保健センターの職員である点が身体・知的障害者相談員と異なります。主に、精神障害者の相談への対応、生活状況の把握、訪問指導、必要な援助を行います。