野口三千三(みちぞう)・東京芸術大学名誉教授(1914?1998)によって創始された体操です。骨格と筋肉でつくられた解剖学的な身体感を、重力という自然の動きに則して見直すことから考案されたもの。人間のからだを“水の入った皮袋”ととらえ、身体の力を抜き、重力によって生まれるゆらゆらと揺れるような気持ちの良い動きを基本としています。これは、動きの主エネルギーを、筋肉の収縮力に求めていた従来の体操のあり方とは異なり、身体の重さだと考える理論に立ったものです。
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