遠隔診療
厚生労働省は診療について、必ず医師と患者との対面によるものと医師法で規定していましたが、1997年に遠隔診療は医療として認めるという解釈がされました。医師の不足する離島や山間部で、テレビ電話などを通じて患者を診療したりするほか、医療サービスや介護指導、看護指導、リハビリなど居宅介護にも用いられています。また、医師が診療をするうえで、他の医療機関より支援を受けるなどの医師相互間で行うものも遠隔診療といいます。2000年4月の介護保険導入後は、テレビ電話を含めた電話相談も診療報酬の対象になったことで、企業による遠隔診療の技術開発がいっそう行われるようになりました。そして遠隔診療の普及により、今後ますます安定した在宅療養が可能になると思われます。