過敏性腸症候群
精神的なストレスが原因で、腸管の緊張、運動や分泌といった腸の働きが過剰になった状態のことをいいます。症状としては腹部の不快感や鈍痛、食欲不振、便秘、下痢などです。しかし、腸のX線検査や結腸鏡検査を行ったとしても、がん、潰瘍など腸自体の病変は認められません。治療としては、精神的な安静を心がけ、ストレス原因を取り除くことです。原因がわからない、原因となっている状況から抜け出せない場合は、軽い精神安定剤や腸の運動調節剤を服用します。過敏性腸症候群は、心身症の1つとされており、登校・出社拒否症の一兆候として現れることもあります。