遊離ホルムアルデヒド
繊維製品の表面処理(防しわ・防縮)・改質において使用されるホルムアルデヒド(ホルマリン)が製品から分離した状態のことをいいます。遊離したホルムアルデヒドは急性毒性があり、皮膚や粘膜に対する刺激が強く、気中濃度がある程度以上の水準になると人体にさまざまな環境影響を及ぼすとされ、「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律(厚労省)」、「ホルマリン樹脂加工について(通産省通達)」などに法規されています。遊離ホルムアルデヒド量を表す単位にppmがあり、下着、寝衣、手袋、靴下など、肌に直接触れる繊維製品は75ppm以下と定められています。