躁病
躁うつ病の「躁」の状態のみを示す病気をいいます。感情病としての躁病(内因性)と、脳器質性疾患や症状性精神病、薬物の副作用による躁状態(外因性)とがあります。躁病の症状は気分の高揚を中心に、気分(高揚し開放的、易怒的)・活動性(動きすぎ、しゃべりすぎ、制止がきかない)・思考(観念がほとばしりわき出る、観念が競い合う)・自己認知(自尊心肥大、誇大)・攻撃性の5つの因子から成り立ちます。この病気は本人に病気だという自覚がなく、本人のしたいようにしていれば上機嫌なのですが、言動を制したり説得したりすると激怒し興奮します。上手な対処が必要です。