精神分析学の概念で、良心あるいは道徳心に相当する、人間の心の構造の一部のこと。フロイトは、人間の心の構造を、超自我、自我、エス(イド)の3層から成るものと考え、それぞれに固有の機能を想定しました。超自我は、両親のように身近で重要な大人によるしつけなどを通して幼児期に取り込まれた道徳律で、後悔や罪責感といった感情をもたらすことで、快楽原則に従うエス(イド)の過度の発現を抑制します。このように、超自我は、両親などの持つ価値観や文化の規範を反映しながら、形成・定着されていきます。
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