起き上がり
体を動かして起き上がることは、心身の機能を高めるとともに、生活空間の拡大にもつながるもの。寝かせきりを防ぐには、「起き上がり」の条件を整えて正しい起き上がりパターンを教える必要があります。起き上がりの自立法には、十分に横向きになる、肩立ちになる、手のひらをついて肘を伸ばし起き上がる、の3つの要素が大切です。力の弱った人の場合は直線的な動きよりも大きく体を曲げながら起きるほうが楽なため、その人の筋力を見極め、日常動作から取り出した起き上がりパターンに合わせた無理のない方法を行うことが重要です。