認知症予防
脳の器質的な障害によって知能が低下したり損なわれたりという症状をもつ認知症にならないよう、予防すること。これまでの認知症対策は重度に進行してからの介護に主眼が置かれていましたが、最近は初期段階での対応と「認知症予防」が重要であると考えられています。また、介護保険がスタートして以来、要支援や要介護度1に認定された人が増加傾向にあり、これらの人が介護状態とならないようにすることを介護予防と言いますが、「認知症予防」もこの介護予防のひとつです。具体的には、早期の段階で認知症の症状があるかどうかを判断し、地域において認知症予防教室などで機能訓練を行うことが求められています。