近年、台頭してきている心理学の一分野。1960年代以降の急速な情報科学の発展の影響を受け、人間を一種の高次情報処理システムとみなし、コンピュータによる情報処理過程の仕組みと同様に、これまで切り離されて研究されてきた感覚、知覚、思考、記憶といった心の諸機能を理解しようとする学問です。しかし、この考え方では、欲求や情動の側面が無視される可能性を秘めているうえ、歴史的・社会的な存在としての人間の発達という問題が取り残される危険をはらんでいることが懸念されています。
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