認定医療法人
2006年度の厚生労働省による医療制度改革で創設を目指している制度のことをいいます。現在、民間の医療法人は「非営利」であることを建前としていますが、原則として一般企業と同じように課税されているため「営利」目的となる実状があります。そこで、民間医療法人でも、経営情報の積極的な公開や、患者へのきめ細かい医療情報提供などの条件をクリアすることで認定を受けられ、税制上の優遇措置が与えられるよう提案されています。また、この認定を受けた民間医療法人に、現在赤字が深刻化している自治体の病院を売却することも視野に入れており、その際の受け皿にしたいとの考えも示しています。