訪問看護
訪問看護ステーションや医療機関から保健師、看護師、理学療法士などが、医師の指示のもとで在宅の要介護者を訪問し、医療上のサービスを提供する介護保険サービスです。訪問看護では、(1)病状の観察、またはその指標となるものの測定と、医師への報告、(2)清潔に関する援助、(3)褥瘡(床ずれ)の処置と予防、(4)カテーテルの管理、(5)点滴の管理、(6)食事や排泄の援助、(7)リハビリテーション、(8)家族への介護指導などを行います。通常、訪問看護には介護保険が優先されますが、難病患者、末期がん、急性増悪(安定していた病状が急速に悪化すること)などで、一時的に頻回な訪問を行う必要があると主治医が判断した場合や、精神科訪問看護などの場合は、医療保険で利用することになります。費用は市区町村や施設によって異なりますが、自己負担額の目安(30分)は、訪問看護ステーションの場合で約420円、病院・診療所の場合で約340円です。