訪問型介護予防事業
認知症、うつ病、閉じこもりなどの症状(またはその恐れ)があり、通所サービスの利用が困難な特定高齢者に対して、地域包括支援センターが介護予防ケアマネジメントを実施し、訪問サービスとして提供されます。まず保健師は、利用者の生活機能について把握するために家庭を訪問します。認知症やうつの人に対しては治療が必要かどうかを見極め、必要に応じて受診を勧めます。また、閉じこもりの人に対しては、なぜそうした状態になったのかという原因や経緯などの聞き取りを行います。その後、介護予防ケアプランを作成し、主治医との連携のもと、利用者への支援が実施されます。保健師などが定期的に訪問して、本人の状況の把握や相談・指導を行いながら、通所型介護予防事業が利用できる状態への改善を目指します。利用期間は原則3カ月程度ですが、本人の状態によっては継続して利用することもできます。サービス費用については、市区町村が独自に料金を設定します。