要約筆記奉仕員
聴覚障害者のための要約筆記を行い、そのコミュニケーションや広報活動に協力する者をいいます。市町村などからの依頼によって、大会などの講演内容などをOHPなどによって要約筆記するものです。要約筆記奉仕員には、所定の講習を終了したもののうち本人の承諾のある者が登録され、証票が交付されます。活動にあたっては、活動上知り得た秘密を守ることなどが義務づけられています。要約筆記奉仕員の派遣事業は、適当な意思伝達の仲介が得られない聴覚障害者で、実施主体の市町村が適当と認めた者を対象に行われます。市町村障害者社会参加促進事業の基本事業のひとつで、都道府県および指定都市が実施する「障害者の明るいくらし」促進事業の選択事業のひとつにあげられているものです。