自分が他人から危害を加えられているという被害妄想にみられるタイプのひとつです。自分が被害者になることで、周囲の関心や同情を得るというもので、例えば「お金を盗られた」などと訴えるケースがあります。特に痴呆性老人の場合は、このような妄想を引き起こす原因となる現実がある、と考えることが大切です。ヘルパーや家族など介護者との関係が一方的であったり、心の負担を感じている時などに表れやすくなるので、介護者との相互関係をはじめ、多様な人間関係を構築していくことが求められます。
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