薬物療法

主に精神科の領域における薬物による治療をいいます。1950年代から向精神薬が次々と開発され、以降薬物療法が精神科治療の主流になりました。現在では臨床経験も進んで、その効果や副作用も明らかになってきています。また、最近では薬物療法に際し実証的証拠に基づく合理的治療を行う方向に進んでいます。薬物療法に使用されている主な向精神薬は下記の通り。(1)精神分裂病を対象としたフェノチアジン系薬物、ブチロフェノン系薬物などの向精神薬 (2)うつ病を対象とした三環系抗うつ薬、四環系抗うつ薬、SSRIなどの抗うつ薬 (3)神経症を対象としたベンゾジアピン系薬物などの抗不安薬 (4)その他の抗てんかん薬、催眠鎮静薬、躁病に対する炭酸リチウム など

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