葬祭給付
労働者が業務上死亡した場合に支払われる葬祭料ではなく、通勤途上災害により死亡した場合に、埋葬などの葬祭に要する費用を、葬祭を行う者に対しその請求に基づいて支払われるものです。葬祭給付の額は、31万5000円に給付基礎日額の30日分を加えた額ですが、給付基礎日額の60日分に満たない場合は、給付基礎日額の60日分が最低保障されます。通常、葬祭は遺族によって行われるので、葬祭給付は生計を共にする遺族に支給されますが、遺族が葬祭を行わない場合、事業主などが葬祭を行ったときは、葬祭給付は事業主などに支給されることになります。