自然排便
直腸の収縮力、腹圧、重力の力の3つの働きにより、自然に排便すること。高齢になると筋力が弱ってくるため自然な排便が難しくなり、特に寝たままでは重力が使えないうえ腹圧も半分しか使えないので、腸に便が残ってしまいます。それゆえ、座った状態でふんばることが「自然排便」にとっては大切になります。また、直腸の収縮は自律神経の支配化にあります。これは便意を感じた時が、排便反射によって収縮したがっている時であるということ。そのため、このチャンスを逃すことなく、その人が便意を訴えたらすぐにトイレに誘導することも大切なポイントです。