自助具
身体が不自由になっても、日常生活動作(ADL)の不自由さを少しでも補い、自立した生活を送るために工夫された補助用具のことです。特に手指・手首に障害がある場合に役立つものが多く、握りやすいスプーンやフォーク、箸などがあります。また、脳血管障害で片麻痺のある場合には、底に滑り止めの付いた食器や食物がこぼれないよう皿の上に乗せるフードガードのほか、コップ類で取っ手が大きなものや両側についたものがあります。頭を持ち上げにくい人には、鼻がじゃまにならないように飲み口の一部をカットしたコップなどもあります。そのほかにも、力を入れなくても書けるペン、ボタン掛けがスムーズにできるボタンエイドなど、さまざまなものが開発されています。 (参考)フードガード、ボタンエイド