腹臥位療法
うつ伏せになって手のひらを下にすることにより、脳の視床下部というところに刺激を伝え、寝たきりにならないように予防したり、寝たきりになった時に起きる症状を改善する療法で、神経内科有働尚子医師が1998年に提唱しました。対象となるのは、脳梗塞、脳出血などの脳血管障害やパーキンソン病などにかかって、寝たきりになっている人、または、寝たきりになりそうな人。そのほか、加齢による慢性疾患の影響で、食べることや排泄機能、手足の機能が衰えて、人と話すことや移動することも困難になった人などにも適しています。