腱鞘炎
腱(筋肉の動きを骨に伝える組織)や、腱鞘(腱のスムーズな動きを支える周辺組織)の炎症のことです。曲げ伸ばしするときに痛みやしびれがあり、腫れや熱を伴うことがあります。親指のつけねの内側や、手首の親指側に多くみられます。反復動作を長く繰り返したことによるものが多く、結核、痛風、リウマチ、梅毒などが原因になることもあります。仕事、家事、運動をするときの過度な負担を避け、前後に体操を行うことが予防になります。起こってしまったときは、患部を冷やしたり、包帯や副木で固定するなどで手当てしますが、ひどい場合は整形外科で局所麻酔薬の注射や手術を行います。