胆のうがん
“胆のうがん”“胆管がん”“十二指腸乳頭部がん”の総称を、“胆道がん”といいます。胆のうがんは、男性に比べて女性に多く、高齢者にも多いがんです。初期には、症状がほとんどありませんが、併発している胆石症や胆のう炎などの症状として、腹痛や発熱が見られることもあります。がんが大きくなると、右上腹部が痛くなったりします。さらに、がんが胆管を圧迫して胆汁が流れなくなって肝臓に逆流すると、胆汁が血管に進入し、黄疸(おうだん)が見られるようになります。皮膚や目の白目が黄色くなり、便の色が白っぽくなります。胆のうがんは、転移しやすい難治性のがんで、治療は切除手術が中心です。手術ができない場合は、抗がん剤を投与します。