胃拡張
胃の中に胃液やガスが大量にたまり、胃がふくらんだ状態をさします。胃壁の筋肉が麻痺して食べ物などを通過させることができなくなります。腹部手術後や糖尿病・腹膜炎などが原因ですが、原因不明の場合もあります。また腫瘍や潰瘍が原因で消化管が圧迫されて起こる胃拡張は高齢者に多いです。症状としては腹部膨満感、吐き気、嘔吐などがあります。急性のものは胃の中にチューブを入れて胃内容物を排出させ、点滴で脱水症状を改善します。そして栄養状態を管理します。慢性のものは一回の食事量を減らして、食後に右側を下にして横になることが大切です。