肺気腫とは、呼吸細気管支と肺胞が拡張して破壊される疾患です。肺胞とは酸素と二酸化炭素を交換する組織です。この拡張と破壊によって、息を吐き出すときに空気がうまく肺から出て行かなくなり、その結果、肺の血管が細くなったり肺全体が膨張して横隔膜を押し上げたり心臓を圧迫したりします。主な自覚症状としては、息切れや痰、咳などがあります。肺気腫にかかる原因は不明ですが、患者の8割以上が喫煙者であるという報告もあり、治療には禁煙指導と感染予防が重要となります。
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