肝臓
体内で最も大きな器官で、右葉と左葉に分けられています。肝臓は腸で吸収された栄養分を運搬する門脈や、心臓から血液を運ぶ肝動脈が集まり、体外から摂取した栄養分をからだが使いやすいように処理する「代謝機能」や、からだに不用なものを体外に排出しやすい形に変える「解毒機能」、胆汁を生成し腸の消化を助け、老廃物を体外に出す「排泄機能」、そしていざという時のために栄養素を分解して肝臓に蓄える「貯蔵機能」など、生命活動を維持する上でもきわめて重要な働きをしています。肝臓の働きが弱ると元気もなくなり活力を失います。肝臓の病気は働き盛りの40?50歳代に多く、一般にアルコールの飲み過ぎから脂肪肝が増えてますが、生活習慣の改善など積極的な予防と早期発見が大切です。