精神障害
精神に異常な偏りや不健康な状態があり、それが生活上にはっきりとした不具合を引き起こしているものをいいます。精神保健福祉法による狭義の精神障害は、精神分裂病、精神作用物質による急性中毒・依存症、精神病質(人格障害)、精神薄弱(知的障害)、そのほかの精神障害としており、本人には病識がなくても治療が必要な場合が生じるため、それが人権と矛盾しないよう定められているのが、精神保健福祉法です。なお広義の精神障害の診断と体系は、アメリカ精神医学会「精神障害分類と診断の手引き第四版(DSM-4)」や、WHO「国際疾病分類第10版(ICD-10)」にまとめられています。