禅密気功
瞑想を重視する密教系の気功で、儒教、道教、仏教などの英知が込められた伝統的な中国の健康法です。身体を揺らして、背骨の中で“気”を自由自在に移動させると心が穏やかな状態になり、ストレスを解消。自然治癒力が高まり、免疫力が向上するため、老化防止にもなるといいます。禅密気功の背景には、万物は宇宙の根本から陰陽を帯びて生まれてきたもので、宇宙空間は壮大な“気場”であるという東洋哲学があります。人間も本来エネルギーを持って生まれてきています。禅密気功は身体を揺らし、瞑想して生活のさまざまな情報や刺激を遮断し、雑念を払い、宇宙のエネルギーと人体エネルギーを一体化。気の活性化を図ろうというものです。“元気回復”という言葉は、疲れや悩みなどによって衰えた“気”の流れを、“元々の気”の流れに戻すこと。赤ちゃんのような本来の気の流れにすることです。それには、背骨の中を気が移動しているイメージを強く意識しながら、身体をゆっくり揺らす方法を取ります。