破瓜型分裂病
統合失調症の分類の1つです。思春期から25歳までの間に発症し、長い経過のうちに幻覚妄想などが現れたり、徐々に感情や意志が鈍って感覚がなくなり、人格水準の低下をきたすものをいいます。統合失調症の中核的病系ですが、はっきり病系が分けられないことも多く、また経過中に変化することもあります。抗精神薬病薬の治療の進歩により、終末状態が必ずしも重度の人格崩壊をきたすとは限りません。生活上の困難は多く、最も福祉的な援助が必要な病系の1つです。その他の統合失調症の分類には、緊張型、妄想型があります。