睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に呼吸が止まった状態(無呼吸)が断続的に繰り返される病気です。定義としては、一晩(7時間)の睡眠中に10秒以上の無呼吸が30回以上起こること、または睡眠1時間あたりの無呼吸数や低呼吸数が5回以上であることです。睡眠中に舌の奥などが垂れ下がって、空気の通路となる上気道をふさぎ、呼吸できなくなることで起こります。引きつるような高音のいびきを伴う場合が多く、いびきがしばらく止まった後にあえぐような息やいびきで呼吸が再開するのが特徴です。無呼吸になると、本人に自覚はありませんが脳が覚醒して眠りが分断され、睡眠不足を招きます。主な原因には肥満が指摘され、40歳?50歳代の男性を中心に約300万人の患者がいると推定されています。