睡眠の介護
夜間のよい睡眠と日中の活動はお互いを助け合う関係にありますが、高齢になると日中の運動不足や身体的な要因などさまざまな理由で不眠を訴える人が多くなります。そのため、各人の不眠の状況や原因を追求し、健康の回復や精神安定のために欠かせない安眠への対策を行うことが大切です。介護の方法としては、1日の終了を意味する歯磨きや洗顔といったけじめを習慣づけたり、コーヒーなど精神を高ぶらせる飲み物やテレビを控える等の就眠前の援助をすること。さらには室温を調整したり、騒音を排除すること。心地よい眠りを促すために日中は身体を動かすなど、できるだけ離床を勧めた活動を促すことが挙げられます。