相撲健康体操
日本相撲協会が考案した『相撲健康体操』は、背骨、骨盤、太ももの骨を結ぶ大腰筋が鍛えられ、身体の中心がまっすぐになり、ギックリ腰の予防に効果的です。特に、四股などの動きには、足腰の筋肉を強化し、背骨を安定させる働きがあるといわれます。相撲体操には、相撲の稽古に取り入れられている基本動作を基礎にした12種類の型が取り入れられています。“塵上手”は、手の神経を刺激し、胸や肩の筋肉を鍛える運動。そんきょの姿勢を保ちながら、両手を前方に出して、もむように擦ってから広げる動作をします。“仕切り”は、足の指、腰、胸の筋肉を鍛える運動。この時、足の指に力を入れ、地面をつかむようにします。全身運動には“四股”の動きが効果的です。両足を広げて腰を落とし、腰の位置を変えずに左足に体重を移動します。次に、左の膝を伸ばしながら、右足を上げて一旦止めた後、元の位置に力強く下ろします。これを左右の足で行います。