最も正確に体温を測定することのできる方法で、直腸用の体温計を使い、肛門から3?4cmの部分までゆっくりと挿入して測定します。患者は側臥位(そくがい)の姿勢で足を深く曲げ、口で呼吸しながら腹部と直腸部の緊張をやわらげます。また、体温計は滑りをよくするために先端部にキシロカインゼリーやワセリンなどの潤滑油が塗られてあります。そうして体温計を押さえ、約3分後に測定が出ます。しかし、この方法は下痢がひどい場合や肛門周囲に疾患のある患者にはふさわしくありません。
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