発達曲線
年齢の増加に伴う心身の発達の進行を計測し、グラフで図示したもの。発達には「方向性・順序性の原理」と「連続性の原理」という2つの原理があります。前者は、発達は、一方向に向かって一定の順序を踏むというものです。後者は、発達途上にある各時期に特有の特徴は急激には変化せず、漸減・漸増しながらその連続性が保たれ、次の発達段階へと進むことを指します。発達曲線としてよく知られているのが、身体的発達を表す成長曲線です。言語や知能など精神的発達を示す諸側面も発達曲線で表すことがあります。これらによって、発達が急速な時期と緩慢な時期とを知ることができます。