異所性骨化
本来、骨組織の無い部位に骨が形成されてしまう現象です。事故や疾病により脊椎が損傷されて起きることが多く、股関節など大きな間接の周囲に発生がみられます。骨化の進行は骨形成過程を約8?30ヵ月で終了し自然に停止します。特別な機能も無く、他の骨と何ら変わりませんが、しばしば関節の動きに支障を起こし、日常生活や運動の大きな妨げとなります。治療には、関節の動きを改善するために骨を外科的に取り除くことがあります。しかし、異所性骨が動作に支障をきたさないようであれば、そのまま放置される場合もあります。