甲状腺(機能)亢進
甲状腺のはたらきが活発になり甲状腺ホルモンの分泌が過剰になっている状態をいいます。原因にかかわらず、動悸・頻拍・体重減少・発汗・下痢・手指の震えなどさまざまな症状があります。甲状腺が腫れて大きくなる場合が多いです。甲状腺機能亢進を招く病気には、甲状腺に腫瘍ができるプランマー病、免疫の異常で発症するバセドウ病、脳の下垂体に腫瘍ができる甲状腺刺激ホルモン産生腫瘍などがあります。日本での甲状腺機能亢進症のほとんどは、バセドウ病です。治療には、甲状腺の働きを抑える薬(メルカゾールやプロパジール)の服用や外科的に腫れた甲状腺を切って小さくすることを行います。 (参考)バセドウ病